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3. 事実のみを述べる

声に感情がこもっていなかったとしても、キャリア転換の経験について話す際に批判的になり過ぎると、その言葉から感情が伝わるかもしれない。私は先日、現在も就業中の候補者を面接した。彼はプロ意識に欠けるマネジメントや企業文化の混乱といった嫌なことが理由で積極的に転職活動をしている、と説明した。

こうした不満は主観的だ。そのため私は、雇用主についてこれほど大っぴらに悪口を言えるのは、この候補者が問題人物だから、繊細過ぎるから、あるいは会社に忠誠心がなくプロとして未熟だからなのではないかと思ってしまった。

彼は、マネジメントが重要ポジションを空席のままにしたことや、会社の戦略が昨年何度も変更されて将来の方向性に不安が生まれたことなどを話せば良かったのだ。そうすれば、マネジメントとの不和や企業文化の混乱を指摘しながらも、具体的で事実に基づいた発言になる。

4. 「退職したい理由」より「就職したい理由」を話す

仕事を辞めたい(あるいは辞めた)理由を語るときは、過去の仕事ではなく、将来就きたい(あるいは就いた)仕事にフォーカスすること。

私は、昔の仕事の嫌な点に押されるように退職した候補者ではなく、顧客企業の理念に引かれた候補者を採用したいと考えている。以前の仕事の退屈さや挑戦の機会が不足していたことを転職理由とする候補者ではなく、顧客企業の面白い戦略や新たな職務の挑戦に興味を引かれている候補者の方が良い。将来の雇用主には、今までの仕事ではなく、その企業で新たに働くあなたをイメージしてもらおう。

5. キャリアが発展してきたことを強調する

キャリア転換を前向きに説明するもう一つの方法は、各職歴を積み重ねていくことだ。そうすれば、転職を中断ではなく、一つの役割が次へとつながる継続的な発展のプロセスとして見せることができる。

とはいえ、新たな仕事が全て昇進に当たらなければならないわけではない。新たな職場で補足的機能や新たな業界経験が得られる場合は、昇進しない転職ももちろん合理的だ。それはメンターに付いての転職だったり、スタートアップに加わった経験だったりするかもしれない。

よく考えた末に自分で決断した転職だったと分かるように一貫したストーリーを展開すれば、思慮深く、力と意欲にあふれた、会社に付加価値をもたらす人材としての印象を残せる。

一つの職に一生とどまる時代は過ぎ去った。雇用主は、候補者が複数の仕事を経験したことがあることは当然のように予期している。それでも、転職の理由は積極的で、キャリアに基づいたものにすべきだ。落ち着いて、簡潔に説明すること。回答するときは応募中の仕事に話を戻すようにする。そうすれば、なぜ前職が自分に合わなかったかの説明に終始することなく、この職務に自分が適任だと思う理由をアピールできる。

翻訳・編集=出田静

マツダ

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