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Forbes JAPAN 編集部 編集長


ー子会社のソウゾウによる新サービス「メルカリ アッテ」はユーザー同士が実際に会い、モノの売買のほか、家事代行、英会話レッスンなどのサービスを取引する地域の伝言板です。これは働き方への考えを変える、機会創出になるのでは?

その可能性はあります。僕はアメリカにいる時、クレイグスリストを使っていました。日本にはなかったので、スマホで使えたら面白いと思っていて、アメリカでユニコーンになったOfferUpも、クレイグリストのモバイル版のようなアプリで、うまくいっています。

ークレイグリストの収益モデルは?

基本的に掲載は無料ですが、求人広告や不動産売買など業者の広告は掲載料が必要です。もともと個人サイトにリスティングを始めたクレイグさんは成長させる気はなかったそうですが、全米に広がるほど成長しました。要は、習慣だと思います。Airbnbも一度使えば面白さがわかりますが、まず使ってみるまでは抵抗がある。

だから、メルカリ アッテも浸透するまでは多少時間がかかるかもしれませんが、個人間取引はモノに限らず、できることはどんどんやっていきたいと思っています。

習慣になると大きな変化が起きる気がします。しかし、原点回帰かなとも思うのです。昔はご近所さんや商店街の中で、「誰々さんは英語が得意らしいから、ちょっと教えてよ」という関係性がありました。そうした関わり合いが失われるなか、ネットで効率よくマッチングができてきているということだと思うのです。

ーアメリカの次の展開は?

アメリカである程度のところまで到達したとはいえ、まだまだ大成功とは言えません。アメリカにフォーカスしながら、次のイギリスでも立ち上げの準備をしています。ミッションで「世界的な」と謳っている通り、次はヨーロッパです。

また、AIやVRについて研究中です。例えば、日本とアフリカで個人間取引をするとなれば、自動翻訳が必要ですよね。あるいはショッピングはVRやARを使って、大きく変わるかもしれません。将来はメルカリがつくるサービスがプラットフォームになりたいという思いがあります。

僕が一番好きなサービスは、Skypeなんです。GoogleやFacebookほど収益を上げているわけではないでしょう。でも、Skypeを使って人生が変わった人は多勢いると思います。コミュニケーションを可能にしたことで、結婚をしたり、あるいは離れた場所で暮らすおばあちゃんと孫が話せたり。儲けよりも、世の中にインパクトがあるサービスを創りたい。そう思っています。


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文=藤吉雅春

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